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副業の考え方。学生がいきなり起業するよりも社会人を経験すべき理由

ビジネス
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意識高い学生の間で交わされる議論の中で毎回欠かさないものが「学生中に起業すべきか、社会人を経て起業すべきか?」です。こんな議論をしている学生のほとんどが起業をしないのですが(笑)、それでも学生が気になるこの疑問に対して答えを見出したいと思います。


結論から言うと、「社会人を経験してから独立すべきであり、副業を同時にしておけ」です。


僕がこのブログを学生の時に初めて気づけばもう新社会人です。早いですね。このブログは趣味的な感じで書いているのでマネタイズはガッチリしていないのですが、それでも収益化できているので改めてすごいなと思う次第です。このブログを通して色々な知識も付けることができ、他のWebサイトの運営もするようになるなど、多くの経験を得ています。


働いていない今でも、なまけながら(このブログ名の由来です)新卒社会人以上の給料は貰えているのですが、だからといってそのまま独立しようとは思いませんでした。ではなぜ僕が社会人になるのか、今回は「ビジネススクルールでは学べない世界最先端の経営学」という著:入山章栄の本を参考にしながら書いていきます。

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学


ハイブリッド起業

http://www.flickr.com/photos/23297626@N00/5579435871

起業をしたいと思うに当たり0か1で考える必要はないと思います。起業をしたいなら会社を辞めなければならない、新卒で入社せずに起業しなければならないというがんじがらめな考えではなく、まずはゆるく副業という形で、自分のビジネスを小さいところから始めてみるのがいいかもしれません。


学術的研究でも、ハイブリッド起業を経て、フルタイムの起業(完全に起業)した時の方が、成功確率がグンと高いと分かっています。


また副次的な結果として、高学歴、大企業、業界に長くいる人ほどハイブリッド起業を選びがちなようです。僕の考えでは、こういう人ほど賢いので、自分の失敗をできるだけ抑えて、ハイブリッド起業で自分を試しながら時期が来たら完全に起業をする。という保険的な考えができるのだと思います。


逆の言い方をすればバカになって行動し続けることができないので、ある意味「リスクを警戒しすぎて何もしない症候群」に陥りやすいのかもしれませんね。


副業から完全独立のタイミング

ハイブリッド起業から完全起業への移行は、副業>本業での収入になった時にグンと確率が上がるということですから、これも人の心理で当たり前と言えば当たり前だと思います。


副業がままならないまま、本業をやめるというのはかなりリスキーです。


この研究はスウェーデンで行われた調査を元になされた考察ですから、日本においても当てはめることができるかは分かりませんが、「政府による高福祉によって、企業の負担が減り、企業の状況に労働者が左右されない」という背景がスウェーデンにはありますから、正社員と非正社員との溝は日本の方が深いと言えるでしょう。

そう考えると、より自分のステータスが保証される正社員の力は大きいので、ハイブリッド起業は日本の方が顕著であり、その方が健全な姿だと思います。


スウェーデンに関する記事はこちらを参照にしました。
スウェーデンの平等社会の秘密―スウェーデンはなぜ男女平等先進国に - torajaの日記
昔の記事ですが、結構まとめてありますね...笑



副業は小銭稼ぎではない

副業=収入の穴埋めというイメージがありますが、実際はそうじゃないみたいです。優秀な人ほど副業をしやすい傾向がありますので、さらなるステップアップ(起業)を目指したものであるパターンが多いようです。


よく見る『副業で10万円!』というが妙に違和感を覚えるのは、それができるならもうやってるし、本業でもその能力を活かしてバンバン活躍してるんだろうなと思います。何かのキッカケがあったとしても、実際に稼げる人って少ないんですよね。


ただ環境を変えれば人間別の成果をあげる可能性があるので、副業も別の環境へのチャレンジとして捉えて、頑張るのもいいかもしれませんね。



副業は別にやっても構わない。会社の副業禁止とは?

http://www.flickr.com/photos/60817566@N00/3530133273

日本において、副業というと後ろめたい何かがあるイメージです。その会社に貢献するために、副業に割くべき時間などない!という会社奉仕の気持ちなのか分かりませんが、日本ではあまり大っぴらに言っていい文化でないことは確かでしょう。


現にマイナンバー制度が始まると同時に、「副業がバレたらどうしよう。」というネガティブな意見が見られることからも、日本における「副業」のイメージは良いものではないんですよね、残念ながら。


ただ、法的に副業は誰もが認められる権利です(公務員以外)。会社が終わった後の時間、土日の休みの時間、それをどう利用しようがその個人の勝手であり、会社が規定できるものではありません。その限りで副業は認められるべきです。


ただ、本業と相反する副業であったり、会社の資源を活用して自分の利益にするような副業、業務時間内での副業は認められないので、そのラインはしっかりと引いておかなければなりません。



ポーターやドラッカーは時代遅れなのか

今回の記事の「副業」に関する知見は先ほど紹介した本を参考にしていますが、入山先生の本はとても興味深く1番最初に出会った本が「世界の経営学者はいま何を考えているのか」という本です。この本と先ほど紹介した本は重複する内容が多いのですが、とても面白いです。


どれだけ僕たちが、非科学的なものに基づいて、感覚などでビジネスを考えようとしていたのかを、改めて考えさせられます。


彼の本で毎回考えさせられるのが、ポーターやドラッカーに対する扱いです。一応、彼らに対するリスペクトや、彼らの考えに対する研究は大事だと念を押しているのですが、本を読む限り


「ドラッカーとか時代遅れなのに、まだ盲信してる奴いるの?」


と言ってるようにしか読めません。笑 これは僕の読解力不足なのか、入山先生の言いたいことを僕がちゃんとくみ取っているのか分かりませんが、今の研究の最先端に彼らの名前がないことは事実らしいので、まぁ、そういうことなのでしょう。。。


今の経営学は社会科学に基づいているので、社会科学の分野で名を馳せたいのならばドラッカーなどを読んでいる暇さえないというのです。経営学も多くの視点から捉える必要性があるでしょう。その視点の1つにドラッカーの分野も入るのでしょうが、経営学の最先端では扱われていないのは、科学的根拠に基づいていないからと言えるでしょう。


本書でもドラッカーやビジョナリーカンパニーという本が有名になるぐらいだから「啓蒙書」としては素晴らしいという皮肉みたいな感じで書かれているように思うのですが(実際はもっと丁寧に扱ってます)、科学的な経営学とは離れているということは前提として知っておくべきでしょうね。


もしドラで火がついたドラッカーですが、啓蒙書として楽しみたいですね。


副業の考え方

さて、最後になりましたが副業について考えていきます。


学生がいきなり起業するのはとても良いことかもしれません。社会にそれだけのインパクトを与えることができるので。しかし日本における就職環境を考えてみると「新卒採用主義」が蔓延しているので、いきなり起業するよりもまずはワンステップ、リスクヘッジをする方がその人の安定は確保されると思います。


能力があれば起業をして失敗したとしても第二新卒もしくは中途でマネージャーとして活躍できるのかもしれませんが、学生起業って銘打っているほとんどがちょっと危険なものが多いので、僕はこういう風に表現しています*1


今は有給休暇も取りやすい雰囲気になってきていますし、ホワイトな企業に勤めている限り、副業をしながらその後のプランを練ってみるのも悪くはないと思います。経営学の知見からしてもそう言えるので、やはり副業をもっと活発化させると良いと思います。


現在、副業に関するサイトも作成中ですが、本当にサイドビジネスって豊富にありますよね。別に真新しいサービスじゃなくても始められるので、敷居の低い副業からはじめて見てはどうでしょう。


では!

*1:学生起業ってすごいアプリやサービスを作ってラウンチするというイメージがありますが、そうじゃないパターンもあるのでね...