パクリバイラルメディアは今回の記事の趣旨とは異なります。あれは、ただの"パクリ"なのでなんの芸もないと思います。
Gunosyは"まとめブログに毛の生えた"なんて言われ方していますが、アルゴリズムなどが高度なものになればなるほど、よりよい価値になると思います。Yahoo!だって人のコンテンツを利用して広告収益を挙げてますからね。Yahoo!やGoogleの価値は検索結果にあります。検索ユーザーのニーズにあった結果を導き出すという芸術(アルゴリズム)だと思います。
まとめブログの難しさ
さて、本題に入ります。
まとめブログを最近作ってみたのですが、あれって大変ですね。笑 ただの"パクリサイト"だと思っていたのですが、そうじゃなかったです。まとめブロガーさんには敬意を払いたいです。
確かに、人のコンテンツをまとめるだけで何千万円、何億って稼ぐんですから羨ましいですよね。僕もそういうコンテンツ作りたいなーと思ってツールを買って試してみたんですがかなり難しいです。
まとめブログをやる上で大事なのは
- サイト設計
- コンテンツ策定
- まとめ作業
- 広報
など多岐にわたります。
設計とコンテンツ策定
サイト設計でそのサイトの大まかなジャンルを選び、あとはひたすら2~4を繰り返すだけです。ただ、その繰り返すだけの作業が作業ではなかった。。。
まず、サイトのジャンルにあったコンテンツを選ぶのは難しいです。かなり存在するスレッドから、自分のジャンルにあった勢いのあるトピックを選ばなければなりません。これらはある程度ツールで楽はできますが、どれを記事としてまとめるのか?というのは楽ではない。
まとめ作業と広報
また、まとめたい記事が決まったら今度は起承転結の文脈でまとめなければならないです。まとめサイトは必ずしも若いレスから抽出しているのではなく、話の文脈を整えるために、番号が前後しながらも一貫した流れとなっています。そして最後にはオチをもってくる。これはとてもセンスのいる作業だと思いました。
そして出来上がったまとめ記事を広報して一連の流れは終わり、再び2に戻ります。これの繰り返し。大手まとめサイトとなると複数でまとめたりしていますが、これを一人でやれと言われるとなかなかの壁があります。
まとめはパクリではない
まとめる作業というのは、確かにコンテンツを抜き出すだけかもしれませんが、かなりセンスのいる作業になります。全てを引用と言ってしまえば、イメージが悪いですが、人々の意見を1つの軸にそってまとめ上げるというのはそれなりの芸術だと思いました。
2ちゃんねるを使わないけれども、2ちゃんねるまとめはよく読むという人はたくさんいます。それはまとめサイトに価値があるからです。僕も2ちゃんねるを読みたくはないですが、まとめサイトは読みます。
まとめ
確かに他人のコンテンツのみでうめつくされ、自分のコメントが最後の数行などといったまとめサイトは、パクリサイトと揶揄されてもおかしくないでしょう。
ただ、そのまとめられている背景を見てみると、必ずしもパクリなコンテンツとは言いがたいとも思います。その点を踏まえて、著作権の問題ってどうなってるんでしょう?文脈を作るという作業がどこまでコンテンツとしての質を占めているのか?ですよね。それとも表面上に現れている量の問題なのでしょうか。
まとめオッケーな掲示板もあるのですが、このまとめ作業についてはNAVERまとめにも繋がる話なのでとても気になるところです。
では!