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メルカリの現金化をめぐる話のまとめ。特殊景品までもが出品される

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メルカリ現金出品事件

メルカリにて現金が出品される事件が勃発し、ネット上でも炎上案件となりました。

メルカリで現金が出品される理由にはいくつかあります。

  • クレジットカードの現金化
  • 売上金の現金化
  • ポイントの現金化

などなど

クレジットカードの現金化だけがその理由にはなりません。

メルカリで商品を売ると、売上金としてアカウントに残ります。
売上金は銀行口座を登録していれば振り込まれるのですが、もし銀行口座を持たないティーン世代がメルカリを利用すると、こうした売上金の現金化が起こります。

また友達紹介で得られたポイントに関しても商品を買わずに、現金を購入することで、友達いっぱい紹介→間接的に現金ゲットの流れができてしまいます。

クレジットカードの現金化が一番なのか

実際に落札した人がどういう経緯で落札したのか、その真相はブラックボックスです。

果たしてクレジットカードの現金化が目的なのか分かりませんが、1万円や5万円などの額を見るに、ポイントの現金化ではないかと思われます。

現金化はいたちごっこ

4月23日に現行の現金の出品が削除されていきました。

現金の出品は禁止されたものの、金目の商品は出品されるばかりです。

Suicaのチャージも出品されているようですね。
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※Suicaチャージもメルカリでは規制対象になりました。

また、特殊景品(パチンコ・パチスロ屋で貰える景品)も出品されています。。。
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特殊景品を現金に換金してくれる場所がパチンコ屋の近くにたまたまあるのですが、あくまでも『景品』なので、直接的には現金と結びつきません。

警察もそれを認めています。

※メルカリは特殊景品も削除しました。
つまりこれはメルカリは、特殊景品は現金と同様の価値があると判断したわけです。
警察が今まで黙っていたことを、一企業が踏み入ってしまったわけですよ。。。



現金もSuicaもだめになったら、コレクション商品ならば、、、
ということで、よく考えますねw


キャッシュバックという概念とは。。。!
本当によく考えますね、、、笑


今後も線引が本当に難しそう。
メルカリさんファイト~


クレジットカード現金化は規約違反

そもそもクレジットカードの現金化はクレジットカード会社が禁止している事項です。

現金のやりとり(オークションやフリマで買うこと)は違法にはならないみたいですが、規約違反になっていますので、そもそもやっちゃいけないことです。

クレジットカードの現金化は絶対にやめましょう。


現金化するのも救えないやつだし、メルカリで現金化する時点でもっと救えない

今回のメルカリでの現金化事件は少し悲しい気持ちになりました。

クレジットカードの現金化自体がそもそもやってはいけないことですし、メルカリの現金化って率が悪いよ?かなり。

メルカリは出品の手数料で10%取られてしまいます。
また、送料も含めると500円前後の手数料が発生します。

そうすると還元率は85%〜88%になってしまうわけです。
1万円札の出品→1500円の手数料→販売額は12000円というふうにね。


ちなみにアマゾンギフト券の現金化であったり、新幹線チケットの現金化はそれよりももっとマシな率で現金化の仕組みとしてあります。

新幹線の回数券であれば95%以上の還元率、
アマゾンギフト券であれば、90〜95%の還元率になっています。

そういう意味で、メルカリでクレジットカードを現金化する人は、二重に残念な人なんだなと、そう思うわけです。


現金化はカードが止められる

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上記で新幹線の回数券のクレジットカード現金化について言及しましたが、こんなに還元率の良いものってなかなか無いですよね。

だからこそカード会社も新幹線の回数券購入者には目を光らせています。
そこから目をつけられて、あまりも怪しい利用者だと判断されればカードが止められてしまいます。


アマゾンギフト券も最近は還元業者が増えてきているので、カード会社もチェックしていることでしょう。

クレジットカードのショッピング枠を現金化したって、還元率も悪いし、「カードも止められる=社会からの信用失墜」にも繋がるので良いことないです。
こんなバカなことはやめるべきです。


クレジットカードショッピング枠の現金化がいかにダメなことなのか、日本クレジット協会も下記の通り警告しています。
クレジットカードのショッピング枠の「現金化」の誘いに注意 | 協会から消費者のみなさまに向けた注意喚起 | 消費者のみなさまへ | 一般社団法人日本クレジット協会

「換金目的でカードを利用することは、「クレジットカード会員規約」に違反する行為で、カードの利用ができなくなったり、結局は自分の債務を増やすことになります。また、犯罪や思わぬトラブルに巻き込まれるケースもあります。

クレジットカードの現金化は、
・カード会社の規約違反
・カードが使えなくなる
・社会からの信用失墜
・債務増加
・犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性

という役満級のアホな行動なので、絶対にやめましょう。


現金の売買は違法に

ネット上に現金出品 違法のおそれあり 金融庁が対応検討

国もこの問題を取り上げ始めました。

衆議院の財務金融委員会で、金融庁の遠藤監督局長は「現金をオークションなどに出して取り引きすることは、出品者が貸金業に、ネットオークションの事業者は貸金業の媒介にあたるおそれがある。貸金業の登録を取っていない場合は法律違反で刑事罰の対象となる」

とのことで、もはやホワイトではなく、グレーゾーンもしくは黒ってことになりますね。

また

出品が相次いでいる高額なチャージをしたとするIC乗車券についても、「貸金業法上どうなるのか、さらに検討させていただきたい」

とのことで、あらゆる現金化っぽい手段についてはグレーゾーン〜黒ってことになりそうです。


しかしながら先ほど述べたパチンコ屋で扱っている特殊景品についての行方はかなり気になります。

警察が抱えるジレンマがここでも発生しそうです。

まぁ、現金化になりそうな件については手を出さないことです。

そんなバカなことはやめましょう!



まとめ

今後もメルカリ上の出品を巡って炎上案件はこれからも出てくるのでしょう。

現金の購入が悪いとは言いません。
昔の紙幣であったり、エラー硬貨など、コレクション的に集めるレアなものだってあるのですから。


ただ、クレジットカードの枠を現金に変えることは、カード会社の規約違反にもなるし、そもそもそこまでして現金が必要になったことを、もう一度省みた方がいいかもしれません。。。

では!