電子書籍購入者は25%
MMDによる、電子書籍に関するおもしろい調査がありました。 電子書籍利用経験、無料コンテンツは42.8%、有料コンテンツは25.3%
無料で電子書籍番を買ったことのある人は半数近くにのぼりますが、有料コンテンツを買ったことがある人はまだまだ少ないようです。
書店で買うような雑誌や本を、電子書籍で買うのかどうか?が電子書籍市場を占う上でも大事な指標ですので、有料コンテンツを買った人が25%という数字ですので、まだまだです。
しかも、現在有料コンテンツを利用していると限定すれば、17%の人しか利用していないので、まだまだ電子書籍の市場はこれからのようです。
電子書籍は断片的な情報取得に最適
僕は今月既に7冊の本(Kindle)を購入しています。とは言ってもWebやスマホのユーザーインターフェイスやSEOに関するもので、じっくりと読むものはあまり買っていません。
ちょっとした情報が欲しいなーと思ったときに、Webで調べたり関連する書籍をAmazonで探して、おもしろそうなものがあればすぐにKindle版を購入します。というより、今は海外にいるので、Kindle版しか買えませんw
ただ、小説を読むときは電子書籍よりも紙の本の方がよいみたいです。紙の本だと、自分がどこまで読んだのか?というのを紙の分厚さで測ることができますので、ストーリーと時系列が一致しやすいという研究結果があります。
それとは反対に、厚みのない電子書籍は、ストーリーと時系列が一致しにくいので、じっくり楽しんで読むような小説には不向きでしょう。
紙がダメだから電子書籍なのではなく、それぞれの長所と短所を補いながらこれからも共存していくでしょう。
ただ、本屋さんがこれからも存続していくかは微妙です。Amazonが町の本屋さんを潰しに掛かっているのはみなさんもご存知のはず。こういう淘汰は仕方ないのかもしれません。
電子書籍利用者は本を読む
電子書籍に手を出している人は、平均して他の人よりも紙の書籍を利用しているというのも今回の調査の傾向として現れたみたいです。理由としては、
- 本を元から読むからこそ電子書籍にも手を出す
- 電子書籍に手を出している人は元からリテラシー(教養)が高い
などといった理由が考えられると思います。
本を読まない人が、電子書籍に手を出せばもっと本を読むようになる!ということではないので、そこは勘違いをしないように!笑
まとめ
そもそも今回のリサーチでは、タブレット型の端末(iPadやKindlepaper white)についてはノータッチっぽいので、その点も踏まえて調べてほしかったです。
電子書籍を読む際は、iPhoneで読むよりも、iPadminiサイズの大きさは必要です。
電子書籍は、端末を持っていることが前提でもあります。電子書籍で情報を早く取り込みたい!というマインドがあるからこそ、大型の端末を所持しているし、だからこそ本との親和性も高いんだと思います。
「本は紙以外はいやだ!」と思っている人はまだよいのですが、電子書籍でも情報は取り込んでもよいと思っていながらも、iPadやKindleを所持していない人は、そもそも紙の本すらまともに読んでいない人なんでしょう。
ちなみに、今月買ったKindle本は当たりが多かったので、またいつかレビューしてみたいと思います。
では!