今回はTwitterでこのように呟いたように、等価交換のとりやめによってパチプロが喜ぶんじゃないか?という話をしたいと思います。ちなみに僕は元パチプロなので、この辺の話はまだ論理的に話せると思います。
これはパチプロ歓喜なんだよ。一般はは等価禁止に嘆くだろうけどさ/東京のパチンコ全店で射幸心を煽る「等価交換」とりやめ | 2ちゃんねるスレッドまとめブログ - アルファルファモザイク http://t.co/DmqL2XmJ6c
— noon(ぬーん) (@idnoon8) 2015, 10月 10
なぜ等価交換がいけないのか2つの理由
パチンコの等価交換って、誰にとって得だと思いますか?実は誰も得していないんですよね。パチンコユーザーもパチンコ店も得じゃないんです。4円で玉を借りるのに、3円ではなく4円で特別商品と交換できることはメリットだと思いますよね?しかしそうじゃないんです。ではなぜ等価交換がいけないのか、等価交換じゃないとどういうメリットがあるのかを書いていきます。等価交換じゃないとお店は得をする
等価交換にするとお店はあまり得じゃないです。4円交換より3円交換の方がお店にとっては嬉しかったりします。これは当たり前の話かもしれませんが、理由はもっと深いところにあります。お店にとって3円交換にするとお客さんが即ヤメをする度に儲かるシステムになります。みんなが大当たりをして即ヤメをするとどうなるでしょうか?4円で玉を借りて大当たりを引いて3円で即交換。またまた違うパチンコユーザーがやってきて4円で玉を借りて大当たりを引いて3円で玉を交換。1玉4円の価値で購入して遊戯をした後に大当たりを引いてその玉で継続して遊ばないと損なのです。
4円で250玉、1000円で遊ぶとしましょう。そこからすぐに3円交換のお店で交換すると750円になってしまいます。つまりお金を入れた瞬間に250円の損になります。これを繰り返せば損にしかなりません。パチンコユーザーの心理ではハマる恐怖心から即ヤメをする人が大勢いますので、その心理を利用すると等価交換じゃないとお店は得になります。
それと同時にお店が嫌がる行為もあります。それは当たった玉でずっと遊ばれることです。現金を投入せずに当たった玉で遊ばれると、4円→3円の差額が発生しないので、お店の儲け分が少なくなるのです。つまり、当たった玉があるのならば粘れるところまで粘るのが正解です*1。
このように分かってるユーザーは楽しく長く遊べて、パチンコ屋も儲かり、さらにそれをお客に還元してくれるシステムが整えばお店は良い循環になるのです。
実はパチンコユーザーも等価交換じゃないと得をする
パチンコユーザーは等価交換じゃないと損をする気分になりますよね?確かに2000玉を等価交換で交換するのと3円で交換するのとでは2000円分の差になります。しかしながら、等価交換でないお店と3円交換のお店には決定的な違いがあります。それは釘の調整です。等価交換のお店はなぜか釘が閉められているので、お金を投入してもなかなか回転をしません;つまり当たりを引く機会が減ってしまいます。しかしながら3円交換のお店などでは、等価で交換をしないかわりに回転のしやすい台に調整してあります;つまり当たりを引く機会が増えるのです。
確かに等価交換のお店でハイスペックの台が火を噴くと相当嬉しいことですが、実は安定しないのです。大勝ちする日もあれば大負けする日があるのは等価交換のお店の特徴です。パチプロはギャンブルをしているようですが、安定感を求めて常にリスクの少ない立ち回りを心がけているんです。それが2.5円交換のお店だったりするのですが、最近では2.5円交換のお店は少なくなってきましたよね...
パチンコの全ては確率論
パチンコで勝てるかどうかは全て確率論に委ねられます。ホルコンでの操作とか、オカルトでこの台は出る出ないとかは考えないほうが良いです。そうした考えを持ってパチンコをするのも楽しいかもしれませんが、所詮パチンコは100分の1とか300分の1で大当たりが出るかどうかの確率の遊びです。等価であっても、3円交換であっても、稼げる期待値のボーダーはそれぞれ決まっています。等価交換のボーダーがかなり低いため、試行回数も同時に減ってしまうので、収益が安定しないんですよね。2.5円交換みたいに試行回数も多いと収益が安定しやすくなります。
まとめと今後勝つために必要な考え方
今はユーザー側が等価交換のお店に行く傾向があるので、どうしてもお店側としても等価交換にせざるを得ない圧力がありました。他店にお客が流れるなら等価交換にしようと...そしたら最近では等価交換が当たり前になってきましたよね。そこでメスを入れたのが今回の東京都での指導なのです。パチンコユーザーも長い時間遊べるというメリットが出てきますし、店側としても潤いやすくなりよりお客さんに還元できる流れが整うと思うのです。ここで等価交換が廃止されて残念がっているユーザーに少しアドバイスを。等価交換ではないお店で少しでも有利にするためには貯玉システムを利用するのが一番です。先程も述べたように、4円で借りて3円で即交換するよりも、その玉でさらにチャンスを狙うのが一番長く楽しく遊べるコツです。
近年ではパチンコ業界も冷えてきており、パチプロやスロプロが活躍できる場所も少なくなってきましたが、こうした東京都の流れが全国的に広がれば、またパチプロ達も息の根を吹き返すことになると思っています。
ちなみに僕は現在パチンコをしていません。しかし友達と遊び感覚で1円パチンコとかを遊んだりします。1円パチンコで等価交換ではなく、貯玉もめんどくさいと思っている方は一般商品と交換することをオススメします!僕は1円パチンコで勝ったら全てをお菓子などと交換したりしますね。
そうだ、もう一つアドバイスを。彼女と喧嘩した時は、パチンコ屋逃げ込み時間つぶして気持ち落ち着かせて、景品の化粧品持って謝りに行くのもまたクールじゃないですか。
では!
*1:これは回転数の高い台に座っていることが前提です