英語の歴史
英語というのは比較的新しい言語でして、また他国の色々な言葉が混ざり合ってできています。そして、英語って色褪せませんよね。
シェイクスピアが400年以上前に書いた『ロミオとジュリエット』
これも現代で普通に読まれる小説ですが、日本だとちょうど関ヶ原の戦いの頃ですね。この頃の日本語なんて読めたもんじゃない。笑
そんなわけで、今日は英語の不思議に迫ってみたいと思います。
動物と肉
日本語だと、牛と牛肉は違う意味であり、お肉屋さんで
"うし"下さいと言うには少し違和感を覚えます。基本的に肉をくっつければ、豚肉であったり鹿肉であったりと意味が通じますが、英語になると
cow-beef
pig-pork
sheep-mutton
deer-venison
と、全く想像の付かない相異なる単語となっている。なぜでしょう
これらの単語は、由来する国に関係しています。
基本的に動物の単語はドイツからやってきて、肉に関する単語はフランスからやってきました。
では、なぜそれぞれの国から単語を取り入れる必要があったのでしょうか?フランスが食に関して素晴らしい文化があったから肉の単語だけフランスから入ってきたのでしょうか?
実は、『階級』に理由があります。
ドイツでは動物を育て、それを食すのがフランス人でした。つまり、フランス人は動物そのものを見るよりも、肉を見る機会の方が多かった。いや、どの肉がどういった動物からきているのかさえも知らなかったのかもしれません。
つまり、動物の名前しか知らなかったドイツ(下の階級)と
肉の名前しか知らなかったフランス(上の階級)のそれぞれの言葉が英語へやってきたのです。
Lawer | Upper | |
---|---|---|
牛 | cow | beef |
豚 | pig | pork |
羊 | sheep | mutton |
鹿 | deer | venison |
ということなんですね〜
日本にも存在している?!
実は現代の日本でもこれと同じような現象が起きようとしています。
それは魚と刺身問題です。
昨今では、こどもの食育に関する問題提起もなされるようになってきました。その中でよく例として取り上げられるのが、子どもの魚に関する知識です。
子どもに、刺身に関する事を聞くと、刺身の切り身が海の中を泳いでいると言い出すのです。
子どもの頭の中はこんな感じ↓
カオスです
まぁこれは親の問題でもあるかもしれませんが、そもそも1次生産の現場に触れ合う機会も減ってきていますからね。まぁ寂しいと言えば寂しいですが、フランスの貴族と変わらないと思えば、、、いや、やっぱりダメかな。笑
ということで英語の不思議をフックにして、今の日本の生産現場と子どもの食育の繋がりへの問題提起でした。一応"食育"は僕のフィールドでもあるので、今回は興味を持ってもらおうと思いました。どうせ子どもの食への関心がやばい!的なタイトルなんて読みませんから。笑
では!