mineoの値下げ始まる
2015年2月1日より、au回線を使ったMVNOであるmineoも値下げをするようです。IIJmioを始めとした大手格安SIM会社は既に1GB当たりに換算すると500円以下相当の値下げをしていますので、mineoもそれを追随する形になっています。
auのMVNOは今のところマイナーなので、使用するメリットが見当たりませんが、既存の機種がauであった場合などに利用できるので、そういった点では良いのかもしれません...
今回IIJmioとmineoを比較してみた所、かなり面白かったので、少しシェアしてみたいと思います。
IIJmioとmineoの比較
毎度の事ながら、日本国内における格安SIMの王道はIIJmioだと言っていますが、このIIJmioとmineoを比較する事で、mineoの良い点と悪い点をあぶりだしてみたいと思います。
IIJmioの良い点をまとめた記事↓
【No.1格安SIMカード】格安SIMはIIJmioのみを選べ! - なまけるのに飽きるまで
mineoとIIJmioの比較表
mineo | IIJmio | |
---|---|---|
通信会社 | au | docomo |
500MB | 700円 | なし |
1GB | 800円 | なし |
3GBプラン | 900円 | 900円 |
5GBプラン | 1580円 | 1520円 |
7GBプラン | なし | 2560円 |
通話基本料金 | 610円 | 700円(SMS付き) |
SMS | 無料 | 140円 |
非高速通信時 | 200kbps | 200kbps |
通信規制 | なし(2/1より) | 366MB/3日 |
通信速度の制御(クーポン) | ◯ | ◯ |
追加チャージ(100MB) | 150円 | 200円 |
翌月繰越 | ◯ | ◯ |
家族シェア | ◯ | △ |
無料Wi-Fi | × | ◯ |
以上のまとめ表より、mineoはかなり面白いSIMだという印象を受けました。以下、mineoの良い所をまとめてみました。そして新しい取り組みである「フリータンク」についても解説していきます!
mineoの良いところ
通話基本料金とSMSの割安感
『610円』という通話基本料金電話回線を契約しないインターネット回線でも最初からSMSが付随してきます。
最近のアプリの個人認証の手法として、SMSでのパスワード確認が必要となってきました。例えばLINEなどがそれに当たります。SMSがなくても個人認証ができたりもしますが、やはりSMSがあるのと無いのとでは便利さに多少の違いはあるかと思います。
申込が分かりやすい
電話機能は欲しいのか?
このSIMを使う為の通信機種も持ってるか?
という選択肢が分かりやすくなっています。ユーザー目線になっている、素晴らしいサービスだなと思いました。
au端末の利用ができる
初めてのau発のMVNOということで、mineoのおかげで、auの端末で格安SIMが使えるようになりました。UQモバイルなど他のau回線を使った格安SIMも出てきましたよね。
今までは、格安SIMを使おうと思ったらdocomoの端末もしくはSIMフリー端末の所持が必須でしたが、mineoやUQモバイルのおかげで、au端末でもOKとなり、より選択肢が増えたと思います。
逆を言えば、docomoやSoftBank端末を持っている人は、このSIMをそのまま使う事はできません。auとdocomo・SoftBankは利用する通信帯が違うので、auの端末が利用できるようになったのはでかいです!
通信速度の緩和
mineoに限らずほとんどのMVNOは通信速度の規制がなされています。IIJmioも3日で366MBまでしか使えない規制もあります。逆にIIJmioには、通信速度の制御ができるので、節約しながら高速通信を使用する事ができます。
mineoも来春より通信速度の制御ができるようになりましたので、超使いやすい格安SIMになりそうです!
また、家族回線として他のSIMを登録する事ができ、それぞれで余った容量をシェアできるのもmineoの良いところ。IIJmioは10GBのファミリーシェアプランのみでしかできませんが、mineoだと1GBのプランからでもシェアできます。
au回線は独占状態
mineoの独特な特徴はなんと言ってもauの回線を使用しているということです。
これまでのMVNOはdocomo回線でしたので、それらのSIMを使う場合はSIMフリーのスマホもしくはdocomo端末が必要でした。つまりauやSoftBankの端末は使えませんでした。しかしmineoが登場した事により、眠っていたau端末も復活することができるように。しかもauの回線を使っているMVNOはmineoしかないので、ここはある意味での独占状態ですね。
mineoのデメリット
最新OSのiPhone・iPadでは使えない
mineoのデメリットとして、iOS(iPhoneなど)の最新版に対応していない点があります。mineoを使用中に、わけもわからずiOSをアップデートしてしまうとその機種では使えなくなってしまいます。マイナーMVNOの宿命でもありますが、この点を改善してほしいと思っています。今後もAppleはOSのアップデートは繰り返しますので、今後のmineoの改善に期待です。
とりあえず、格安SIMユーザーは、iOSのアップデートがあっても直ぐにダウンロードしないことが一番のリスク回避方法です(以下、参照記事)。
http://namakeru.hatenablog.com/entry/2014/09/18/161800
追記
なんと、最新OSでもmineoが使えるようになりました!
詳しくは公式サイトを確認して、自分のiPhoneが適合してるのかをチェックしてみましょう。
meinoの公式サイトは記事の下に載せてあります。
パケットをユーザー同士で分け合えるフリータンク
12/17から始まった新しいサービス、その名も「フリータンク」
格安SIMを利用していると月末までに使わないデータが余ってしまいますよね。僕はたくさんのSIMを持っているので、かなり余らせます。笑 こういう余ったデータ量を、足りないユーザーに分け合えるのが「フリータンク」です。
有効期限が迫ったデータパケットをフリータンクに入れて共有したり、足りない時にそのフリータンクから引き出して使用することも可能という、クラウドみたいなやり取りが可能になるのです。
フリータンクに入れることのできる容量は月に10GBまでと多め。回数や時期に制限もなく、引き出しは月末の21日〜末日の2回まで可能となっています。しかし1GBまでしか引き出せないので注意が必要ですね。
そしてなんと、自分の余ったデータパケットを10MB分他のユーザーに贈れる「チップ」機能も追加されるので、アメリカに行ってチップ文化に慣れた僕にはとても刺さるサービスですね!今までデータシェアを家族とできていたので、今回は新たに他人にデータを贈れるというのが新鮮で良いですね!
これから益々ネット依存が高まるので、パケットが必要となってくることでしょう。ネット社会における仮想マネーがこうした「パケットのチップ」に置き換えられる日は近いかもしれませんね!
mineoはauと「データ量をこれだけ使ったら◯◯円!」という契約をしますので、我々がデータをたくさん使えば使うほどmineoは損をします。だからお金だけ払って、データをあまり使わない僕みたいなユーザーは美味しいわけです。
しかし、フリータンクというサービスを開始することで、そういう僕みたいな人が損するデータ量を他の人に分け与えるのですから、mineoは損をしてしまいますよね。でもユーザーのことを思った、思いやりのあるサービスと言い換えることができます!mineoサイコー!!!
まとめ
IIJmioとかなり似たり寄ったりのmineoですが、au回線を使っているという特徴を活かして、MVNOのトップに躍り出てきそうな予感です!
とりわけ無料Wi-Fiが別に不要だと感じているならば、mineoも選択肢の一つとしてありだと思います。それでも僕はSIMフリー回線にはIIJmioを利用しようと思っていますが、最近はIIJmioの利用者も増えて都市部では回線の速度が遅いという事を聞きました。
そうなれば、mineoの通信速度規制の撤廃というニュースから分かるように、通信速度の容量に余裕のありそうなmineoは乗り換えの価値があるかもしれません!
僕はau端末にUQモバイル回線
さて、auのMVNOが使えるようになったということで、mineoをレビューしましたが、現在ではmineoよりもUQモバイルの方が定評があります。通信速度もずば抜けて安定していますし、料金も他の格安SIMと同程度の価格となっています。
auの端末はヤフオク!では、安くてに入ることができますので、「安くて高性能端末+安くて質の良い回線」というコンボが可能です!!!docomo系列のMVNOもいいですが、ぜひこの機会にauのMVNOも検討してみてください。
namakeru.com
では!
【公式サイト】お申し込みはこちら>>>mineo