格安SIMの弱点
最近は格安SIMユーザーも増えてきて、だいぶ認知度も高まってきてるなという印象です。こうして格安SIMを紹介するのはいいのですが、ユーザーが増えすぎて通信速度が最近気になってきました。。。
以下は、有名格安SIMのデータ通信速度を計測した実験結果になっています。
各社*1とも最大で下り速度150Mbpsとか言っておきながら、結果は1Mbpsとかです。これってあまりにも差が開き過ぎなのでは?
車の燃費もリッター30キロなんて理想なものとなっていますが、実際にユーザーが努力をすれば30km/Lとかには近づくと思うんです。しかし、通信速度って努力のしようがありません。不可抗力で150Mbpsの理想値が1Mbpsって完全に舐めてますよね?笑
理想は理想と言ってしまえばそれまでですが、やはりこの公表する数値も、総務省、消費者庁が主導して改善してもらいたいです。ただ、実効速度◯◯と書いてしまえば、それを下回れば詐欺になりかねないので、理想値を書くしか無いのでしょう...
IIJが速度改善に向けて設備増強
しかしながらIIJも電波の改善の為に、5月末から施設を増強するという発表をしました。これより5月下旬から7月にかけて、IIJを利用しているMVNOのSIMの電波もだいぶ改善されるのではないかと思います。
IIJ側も現在の状況に対して
現在、混雑が激しくなっている。混雑する時間帯は昼の前後まで伸びて、夜も混雑が広がっている。大変恥ずかしいことだと思っている。今のままでいいとは思っていない。
ということを話しています。
これはとても嬉しいことです。IIJmioは格安SIMの先頭を常に走ってもらいたいので、電波状況が悪いままだと推薦しようにもできませんからね...
現状ではユーザーの少ないUQmobileの電波状況がすこぶる良いので、UQmobileもおすすめSIMの1つです。
UQmobileはiPhoneに対応してなかったり、au端末のみ親和性が良かったりとデメリットもありますので、完全にUQmobileが良いとも言い切れません。
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今後の格安SIM。ダークホースはWiMAX?
夏場の電波改善が今後の格安SIMの分かれ目のような気がします。もし、IIJの回線が一向に良くならないのであれば、1,2年は様子見して、他のSIMもしくはWiMAXを利用したほうが良いでしょう。
WiMAXには否定的でしたが、やはり速度的にはWiMAXの方が良いです。格安SIMがWiMAXの市場を食い潰すかと思えば、b-mobileのLTE使い放題プランは残念なものになっていますから。
以前はこんなブログも書いていましたが、追記でも書きましょうかね。
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まとめ
そういえば今のSoftBankも、昔は相当電波状況の悪さで評判でした。笑 ユーザーが少なかった時に、iPhoneという起爆剤を投入してユーザーが一気に増えてしまい、電波が混雑状況にありました。今では施設投資が功を奏して、そこそこの電波改善がなされたと思います。
まさにIIJもそんな境遇にあるような気がします。増えるユーザー数に対して、施設が追いつかないのは嬉しい悲鳴ですが、一歩間違えると既存ユーザーも失いかねないので、注意してもらいたいですよね。なにせ、格安SIMはデータ通信のみの契約だと解約金が要らないので、縛られていないユーザーはすぐに別のSIMを使うことになるでしょう。
速度が改善しない限り格安SIMに未来は無いと思いますが、ユーザーが増えればそれだけ設備にも投資できるので、これからに期待です!
では!
*1:docomoを利用したMVNOの最大速度は150Mbpsで、auのものは以前は75Mbpsが最大でした。