格安SIMで気をつけなければならないこと
格安SIMカードの競争が激化してきています。
先日は、日本通信が料金そのままで、使える回線の容量を少しずつ、他者と差別化できるぐらい増やしました。それでも私はIIJmioのSIMカードを勧めます!
その理由としてはやはり3GとLTEの回線をスイッチできる機能があるからです。また、BICカメラで買えば無料でWi2のサービスも受ける事ができますし。これらの利点は前の記事に書いておりますので、そちらを参考に。
さて、今回は、安い故に気をつけなければならないことを書いていきます。
SIMが壊れてしまった
実は、格安SIMカードのサービスを利用させてもらって2ヶ月ぐらいが経とうとしています。しかし、先日、急にSIMカードが動かぬものに。。。笑
左上に「不正なSIMです」の表示がされました。これはWebサーフィンをしていた時に急になり、水に濡れたり衝撃を与えたりといった理由ではありませんでした。
そこで、考えられる理由は二つあります。
- SIMカードに問題がある
- iPad miniの調子が悪い
Appleのサポート期間内だったこともあり、色々とアドバイスを頂きたかったので、明日の11時に電話を下さい。というセッティングをして、寝て待つ事に。
電話で対応してくれた方は、香港から輸入したSIMフリーのiPadというのはあまりなじみが無かったらしく、「格安SIM」の存在を知らないようでした。なので、こちらが色々と説明し、結局は、上記の理由の特定から始める事にしました。
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SIMが壊れた時の対応
SIMの動作確認
とりあえず①のSIMの確認から。
休日ということもあり、そしてdocomoのiPhone5以降を持っている知人を知らないということで、docomoショップに行ってSIMの調子を確認しに行きました(友達が少ないんじゃないんだよ^^)。
受付で、まずは契約者名(自分の名前)と電話番号の記入を。格安SIMは、電話ができなくてもSIMそれぞれに電話番号(識別番号と捉えた方が良いかな)が割り振られています。しかし今回は、SIMカード自体を読み取れないので、設定→一般→情報から電話番号を確認できず、SIMそのものを受付の方に渡しました。
そして事件発生。予想はしていましたが、どうも対応している人の様子がおかしい。
「お客様、契約者名は個人でしょうか?」
これは、おそらく間にIIJmioが入っているので、直接の契約者名は自分でないことになっている(当たり前だが)。なので、正直に格安SIMの事を言ったのだが、受付の方も格安SIMの存在を知らず、そしてIIJmioと言ってもなんのことやらという顔。まぁこうなることが考えられたので、できるだけ格安SIMの存在は隠して、SIMの状態だけが知りたかったのですが。笑
で、受付嬢もバックヤードに行ったり、上司に話をしたりして出てきた答えは
「すいません、契約者様でないので確認する事はできません」
(ふぇぇ...)
さてさて、どうしたものか。以下の図をご覧頂きたい。
IIJmio、docomo、自分を分かりやすくしたチャートがこれだ。docomoはSIM等をIIJmioに提供し、IIJmioは私たちに格安SIMというプラットフォーム(PF)を提供している。お金の流れも「ユーザー→IIJmio(利益)→docomo」となっているだろう(実態は分からないので訂正がありましたらコメントへお願いします)
docomoは直接的に私たちにサービス業は行わないシステムなので、こうした格安SIMユーザーまでは手に負えないだろう。私もそう思う。笑
実は、SIMカードに問題があった時に、もちろんの事だが、IIJmioの方にもメールをしていた。その際の返答の一文に
SIMカード側の問題であるかの切り分けのため、可能でしたら、弊社SIMカードを別の通信端末(nanoSIM 対応)に装着して接続設定を行い、接続が可能となるかもお試しください。
※ 別の通信端末がお手元にない場合、可能であれば、ご家族様やご友人様から端末(nanoSIM 対応)をお借りいただいた上で、お試しいただければ幸いです。
とあった。そう、絶対にdocomoではなく、家族や友人なのだ。笑
つまりIIJmioもdocomoも、取り敢えず、格安SIMユーザーはdocomoには行くな。ということだ。しかし、料金の流れを鑑みて、受付嬢に
「私はIIJmioと契約はしていますが、そのIIJmioはdocomoと契約していますよね。なので、SIMぐらい調べるのはいいんじゃないですか?」と相談。
またバックに戻っていった受付嬢の答えは
「では、デモ機のiPhone5Cなら良いですよ」との事。取り敢えず、友達のいない格安SIMユーザーへの朗報であろう。
そこで、調べてもらった結果
iPhone5C「不正なSIMです」
ということで、①の「SIMカードに問題」を肯定できる判断材料を得る事ができた。
iPadの動作確認
しかし②の「iPadに問題がある」も同時に考えられるので、運良くSoftBankのiPhone5sを使っている友達がいたので、その人のSIMカードを拝借してiPadに入れてみました。
iPad mini Retina「Softbank●●●●● 3G」
という訳で、②の命題は棄却できると確信しました。
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SIMの再発行
が、問題はこれからです。笑
【再発行についてのご注意点】
・SIMカードの再発行は、再発行手数料として 2,100円(税込)が発生いたします。
できれば、、、できれば2,100円は払いたくない*1。
「いやいやいやいや、 Safariやってましたら急にバァーーーなってSIMが勝手に悪くなったやん。」温厚な千原ジュニアさんもこんな感じでクレームをつけるでしょうから、僕も無償交換という提案はしてもよいはずだ。ということでIIJmioに電話。すぐに受付の人が出ました。
電話対応の中◯さんの要約
・初期不良ならば交換に応じる場合もあるが、使用期間もありますし、こちらでも使用されていることが確認されておりますので、無償での交換はおうじかねます。(これの繰り返し、何度も言われた)
・私:いや、そもそもSIMの寿命は二ヶ月?
受付:いいえ、そんなことはないです
・使用者さまが水没させたり、使用していたら高温になったりと、何らかの形でSIMが使用不可になった可能性もあります。
・私:では、そちらが2ヶ月で壊れるようなSIMを渡した可能性も0ではないのと同じでは?
受付:たしかにそうですが...それでしたら、その他のサービスや別のキャリアのSIMサービス等をご利用ください
取り敢えず、15分弱は話してみましたが、最終的に別のサービスの利用を説得させられた!笑 感情的にならず、論理的に話を進めたつもりなんですが、「絶対に無償での交換はしない。絶対に。」というような対応でした。
格安SIMという名前にもあるように、薄利多売な商売故に、docomoから買っているであろうSIMカードをやすやすと無料で渡すわけにもいきませんよね。。。こういう状況は理解していますし、そんなサービスを継続してやっておられる事にも感謝をしていますので、最終的に「納得はしませんが、2100円で再発行お願いします」という形で終えました。笑
電話2日後にこうして手元にSIMが届いてきました。ありがとー!
繋がるって最高w
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古いSIMの返却について
ちなみに、古い方のSIMカードですがメール返答では
・再発行後は、旧SIMカードを以下の住所までご返却いただくこととなります。
- 郵便番号:1xx-xxxx
- 電話番号:03-xxxx-xxxx
- 配送先:東京都xx区xxx-x-x xx
IIJモバイル 解約受付センター
* 返送いただく費用につきましては、お客様にご負担いただくこととなります。何卒、ご了承ください。
ということでしたが、電話対応の方が
「古いSIMカードは任意でご返却していただくようお願いしています」
と言われて任意??ということで、返さなくても良いとの事も聞きました。返さない事によるデメリットも聞いた所「お客様に料金が発生するといったようなことはありません」とのことでした。なので、自分負担での返送は見送りました。メール対応でも書いててほしいですね「任意」と。
最後になって
IIJmioの規約を読んでみると
契約者は、当社が指定する貸与機器(SIMカード、その他当社が貸与機器として指定する物品をいいます。以下本別紙において同じとします。)以外〜
(略)
契約者は、次に掲げる事由に該当するときは、遅滞なく貸与機器を当社に返還するものとします。
(ⅰ)~(ⅴ):略
(vi)前記に掲げる他、貸与機器を利用しなくなった場合
(略)
SIMカードの故障の場合(自然故障であるか否かを問わないものとする)にあっては、一SIMカードにつきSIMカード再発行手数料として2,100円(本体価格2,000円)
ということで、IIJmioで初期不良以外でSIMをどうにかしちゃった場合は必ず2100円の支払い。そしてSIMカードの返却は規約によれば求められます!笑(しかし今回は任意との事で返却はしませんでした)
まとめ
格安SIMを使う際は、docomoに助けを求めても助けはそれほど受けられないし、IIJmioも薄利多売の中努力をしている企業なので、取り敢えずお金を払わなくては代価を得られません(当たり前)!
格安SIMを使う際は、他とは違う対応になったりしますので、普段手厚いサービスを受けておられる方は注意して下さいね。笑
では
*1:この当時は、消費税がまだ5%でした。