大成功を修めたイベント?!
今回のiPhone6、Apple Watchの発表イベントは果たして成功を修めたのでしょうか?
僕は発表の内容よりも、iPhoneやWatchのスペックがとても気になるわけで、Keynoteの中身はどうでも良かったです。Appleはプロモーション動画でも人々を動かしてきましたが、自分の中ではApplePayのくだりでかなり冷めてました。笑 Apple信者である僕が、AppleのKeynoteに失望したのは初めてかな。
もちろんこれらは自分の感想ですので、実際にAppleのイベント中の株価の動きを見て確かめてみましょう。株価はその会社の今を、そして未来を見据えて動くものです(長期的に)。そしてAppleのイベント中の株価がかなり動いていた(売買数が跳ね上がった)ことから、それらをイベントの出来事と照らし合わせてみてみましょう!
短期的取引においては、会社の動向は無視され、ギャンブルのような動きをしてしまいますが、5分足で区切ってみたら面白い値動きに見えたので、今回はそれを記します。
全体の株価の動き
まずは、イベント中の株価の動きを大雑把にみてみましょう!
(図で使われているチャートは、ニューヨーク時間を基準にしたYahoo!ファイナンスのものです。分かりやすいように、発表は日本時間を用い、株価はニューヨークのものを用いますが、気にせずに流れを見てください。株価は1分足でなく、まとめて解説しやすいように5分足を使っています。あくまで余興ですので!w また、Appleイベントの時は、プレゼンテーションの事を、Keynote発表などと言いますので、それに準じます。)
もの凄い山あり谷ありですね。そして株の取引量もイベント期間中はもの凄く多く、イベント終了後もじわりじわりと取引が続いている状態です。
「Keynoteの中身を見ながら株を取引」した後、
「Keynote終わったけどさ、実際どうなの?iPhone6とAppleWatchは?」
という二つのタームに分けてみれそうです。
Keynote中の動き
AM2:05
ティム・クックの登場
(この記事の写真は、AppleのWebサイトからです)
→http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
この時の株価(点があるところです)
Keynoteが始まった直後→株の値動きはあまりないようです。
Appleのイベントが始まる前から、噂がたくさん流れていたので、それを鑑みて既に株価に反映されていた為です。
つまり、「iPhone6は大きくなるらしいよ〜」とか、
「iWatchというのも出るらしいね。どんなデザインか分からないけど、クールじゃん?」という噂。
そして、今後のマーケットシェアがどのように動いていくのかを直前まで考え抜かれているので、Keynoteが始まったからといって、株価がもの凄く変動するわけではないんです。
Keynote中の動きその2
そしていきなり暴落。2%ほど下がりました。一体何があったのか?!
ちょうどその時は、iPhone6そしてiPhone6Plus登場!というKeynoteでした。
なんか、じっくり判断する間もなく、「がっかりだよ!」という声が聞こえてきます。もしくは、噂されていたiPhone6以外の何かを期待していたのでしょうか?噂以外の新しさが無さそうなので、世間はややガッカリ気味だったのかな。
Keynote中の動きその3
Apple株価史上 最高点レベルに達した瞬間です!
iPhone6発表直後はなぜかがっかりモードがありましたが、その後に急に回復。主にスペックの解説をしている時です。
AM2:15~AM3:05の間は株価アップのトレンドでした!
それぞれを時系列で見てみましょう!
AM2:19
初期のiPhoneより50倍ものパフォーマンス。グラフィックも上がっているという話も。
AM2:27
ヘルスアプリの登場!Appleも本腰を入れる覚悟。
AM2:40
気になるお値段!この値段にも納得だったのでしょうね。
AM2:48
ApplePayの動画。僕が完全に冷えきっていた時でも株価は熱く続伸。笑
AM2:58
お決まりの? One more thing...からAppleWatch登場
ということで、新商品続々出てきて興奮している状況なので、株価もそれに応えたのでしょう。
以上、「iPhone6発表→iPhone6のスペック紹介→Watchの発表」という流れの中の株価でした。
Keynote中の動きその4
しかし、その勢いも束の間、急激に下がり始めます。Keynoteが終わるまで。いや、Keynoteを終えた後まで。。この急激に下がり始めた頃からは、AppleWatchの詳しいスペック説明の最中でした。僕もガッカリでしたので、皆も同じような感想を持っていたのですね。
それでもちょっと回復している瞬間がありますが、それは
Watch, Watch Sport, Watch Edition という3種があり、あなたのシチュエーションに合わせて選べるというコンセプトを発表している時でした。それでも、一瞬ですが。
そして、このトレンドの時は株価が下がる一方で、誰にも止められない状況でした。そう、あのU2でも。。。
AM3:50
U2歌う。下落トレンド
AM3:52
U2歌う。下落トレンド
ということで、U2でも止められないこの下落トレンド。こうして株価と一緒に見ていると、U2がとばっちりを受けたかのように見えます。まさか、Appleは自分の駄作Watchの株価下落連動を避けるために生贄に捧げたのか?という、都市伝説的推測はなしにして、Keynoteが終わった後まで落ち続けるのでした。
AM4:01
クック「みんな来てくれてありがとう。これでおしまい!」
この後、約1時間程で下落トレンドを終えました。この急激な下落感は賢者タイムのようですね。そして徐々に日常に戻るかのように株も持ち直し安定を保つ。
まとめ
発表直前と直後の1-2時間を見れば、Appleの株価は下落していますが、発表数日前と数日後を比べると株価は上昇しています。「Appleの発表直後は、株価が下がる」というここ数年の定説は当たってはいます。しかしながら、長期的な展望で見ている人にとっては、「株価は上がった」ということも言えそうです(現時点)。ただ、発売直後となるとまた話は変わってきますし、僕はWatch発売直後がかなり心配です。
そして、今回のAppleのKeynoteと株価をまとめると以下に集約されます。
「うわーーーっと頂点に達して、賢者モード。そして日常へ。」
これからは、「賢者モード」は「Appleモード」でも良さそうですね。笑
とりあえず、AppleWatchよりも、妖怪ウォッチの方が売れるのはこれからも変わらないトレンドだと予想して、ここで一旦終えたいと思います。
お付き合いありがとうございました。
では!